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太平記餅酒合戦・世帯平記雑具咄・世帯平記諫略巻
[作者不詳]
馬喰町、[東京]: 吉田屋小吉、[天保9年(1838)頃?]
江戸時代後期に吉田屋小吉が発表したユーモラスな短編3編を収録。歌川広重の三幅対『太平記餅酒合戦』は、江戸時代におけるこの物語の人気の高さを物語っている。第2話「世帯平記雑具咄」と第3話 「世帯平記諫略巻」は、古典の「太平記 」をユーモラスに描き、家庭用具を擬人化したキャラクターを2枚描いている。各話が数葉で構成され、上紙は本文と同じ紙で挿絵が描かれ、墨一色で印刷されているなど、江戸時代の「うせもの 」 冊子の特徴がよく表れている。OCLCでは日本国外での複製は確認されていない。
東アジアの伝統的な製本様式(袋とじ)。オリジナル上製本はオリジナルでない外装カード包。上包み、下綴じ、本文余白に元所有者の記名とスタンプ。本文は茶色く変色し、大きいが軽い水シミ、インク跡、余白に小さな欠損。第2巻のタイトルページに破れ(補修済み)。すべての葉を和紙で 補強。3、3、3葉。21.6 x 15.8 cm。