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浮世七ばけ絵尽
イラストレーター・作者不詳
寺町、京都: 江戸時代中期(1740-60年代)頃?
ネット上のデータベースには未収録の復讐絵巻。つくもがみとは、百鬼夜行物に近縁の、百年以上使い込んで覚醒した道具や道具のこと。この絵本に 描かれているのは、使い方を誤ったツクモガミが怒り狂い、人間を蹂躙する姿である。地獄絵を思わせる場面では、復讐に燃える茶道具、桶、提灯、傘、炊飯器、洗濯桶、計量カップなどの凶暴な道具から人間が逃げ惑う。
室町時代の絵巻物には、つくもがみが登場するものがいくつか現存しているが、その典型は、古い道具がつくもがみとなって 命を吹き返し、人間を恐怖に陥れ、やがて仏教の力に叱責され、山中で修行を積んで成仏するというものである。これらの絵巻の中心にあるのは、真言宗の教えである。「衆生でないものでも成仏できるのなら、人間も成仏を目指すべきではないか」。この絵巻の 挿絵からも、同じようなストーリーが読み取れる。
18世紀後半には、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』 (1776年)や『 徒然袋』(1784年)など、付喪神を題材にした絵本が流行したが、この絵本は国内外の主要なオンライン・コレクションに所蔵されていない。極めて希少な絵本であり、さらなる研究が必要である。
東アジアの伝統的な製本様式(袋とじ)。東アジアの伝統的な製本様式(袋とじ)。オリジナルの函と思われるが、折れ、擦れ、裾に小さな欠損。オリジナルの木版刷り台紙が ある。上部に元所有者の記名。葉に小汚れ、帯、擦れ、薄汚れ、折れ。第2葉の下部に破れと小さな欠損。他の葉の下辺に小さな欠けと破れ。最後の図版ページが下包みに貼られている。[番号なし11ページ)。21.7 x 15.6 cm。
❧ Reider, Noriko T., "Animating Objects: 日本宗教学会誌 36/2: 231-257 (2007).
DeepL.com(無料版)で翻訳しました。