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春興はりまぜ双六[「雑記帖春の楽しみ」]
|一龍斎広重[画]|日本経済新聞出版社
一立斎、広重[画]。
[江戸平野屋、文久頃(1860年代)?
屏風を模したカラー木版双六。屏風には、俳句と春や正月にちなんだもの、行事、行事(猿まわし、梅、鶴の日の出など)が描かれた飾り扇が描かれている。スクリーンの前の小さなテーブルの上には、来客用の本が広げられたままになっている。よく見ると、この本がゲームの振り出しであることが、ページに書かれた文字からわかる。テーブルの脇には木製の火鉢が置かれ、右側の箱には新年の挨拶に訪れた人たちからの贈り物が積まれている。挿絵画家が初代広重か二代目広重かは不明だが、おおよその出版時期からすると二代広重の可能性が高い。遊びと詩を融合させた江戸時代の独創的なゲーム用紙。
和紙に貼られた1葉。折り目多数。数カ所に薄い傷、四肢にわずかな擦れ。原版の紙のサイズは73.4 x 74.3 cm。
❧高橋順二. 1994. 日本エスゴ録集成. 東京: 柏美術出版.