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紋所切り型(もんどころきりかた]
Arai, Isaburō[作](絵)
[Arai, Isaburō[画]: 江戸時代後期(1830-50年代頃)?
折り紙で家紋を切る遊びの作品2冊。上包みには折り方と使い方が記されており、本書から好みの型紙を切り抜き、指示通りに折った紙の上に重ね、黒い部分を切り取ると紋切りができる。切り取った部分を広げると、繊細で面白い形が現れる。これは、データベース化された例が少ないことの説明にもなる。この娯楽は、折り紙を切る折り紙の一種であり、現在では一般に切り紙と呼ばれている。各号の上包みには、紋切り遊びに興じる子供のイラストが描かれている。寺子屋でも教えられたと思われる。
2冊が1冊に綴じられたもので、2葉で完全なものと推定される。東アジアの伝統的な製本様式(袋とじ)。オリジナルの上製本。元所有者が追加した(現代の)下包み。葉に折れ、黄ばみ。軽いヤケ、小さなシミと穴が数ヶ所。3;1、2葉。21.1 x 14.5 cm。