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唐犬権兵衛
歌川芳虎[画]
天保14年~弘化4年
1686年に斬首された後、歌舞伎のヒーローとして永遠に語り継がれる。幡随院長兵衛(1622-1657)の盟友であった唐犬は、「弱きを助け強きをくじく」をモットーとする町奴のスタイルと文化を形成した。芳虎のこの版画では、唐犬の着物に犬の柄が描かれている。これは、唐犬が2頭の猟犬を素手で仕留めた有名なエピソードにちなんだもので、文字通り「唐犬(中国の犬)」というあだ名がついた。バッグには葉っぱの上に乗ったカタツムリの絵が描かれ、帯からは竹が突き出ている。版画の上部には、作家・劇作家の松亭金水(1797-1863)の言葉が引用されている。東建は、アルジャーノン・ミットフォードが翻訳した『幡随院長兵衛』(A story of the Otokodate of Yedo)の登場人物である。
緩い判錦絵1枚。紙にスレ、折れ、褐色。四方に小さな欠け、薄汚れ。37.4 x 25.5 cm。