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金庫三代記
服部萬亭、応賀(文)、河鍋暁斎(画)
東京 : 仙鶴堂, 明治7[1874]
質屋「伊勢屋」をめぐる一家の経済闘争を描いた暁斎応賀全3巻。江戸時代の戯曲『鎌倉三代記』をパロディにしたタイトルで、お金の大切さを説く道徳的な作品。各号は個別に販売されたほか、まとめて製本された。上包みには木版刷りの大題パネルが貼られていることから、外装のカード包みはおそらく版元が用意したもので、元所有者が貼り付けたものではないだろう。この3冊1組は、2号と3号は図版入りの上包みがなく、奥付の一部もない状態で出版された。OCLCでは日本以外ではフルセットは確認されていない。
東アジアの伝統的な製本様式(袋とじ)。オリジナルの木版刷り題箋タイトルパネルあり。オリジナルラッパーに僅かな擦れと折れ。小さな穴があるが、ほとんどは修復済み。本文最初のページに目立たない元所有者のシール。内タイトルに小さな擦り傷。 8; 8; 8葉。21.8 x 14.5 cm。