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豊年五穀祭
万亭応賀[文];河鍋暁斎[画]
東京: 小林喜右衛門、明治5年(1872)~明治6年(1873)
農業の重要性を説いた最も初期の暁斎応賀小説のひとつ。Steele(2010)は、「主人公の世界一さん(世界第一)は、ある時、『文明』の侵入や、科学への理解を促す教育に対する怒りを爆発させる。彼の夢は、豊かな農業を世界に広めることである」。OilawaとYamaguchi(1984b)は、この作品が米と水の無駄な(過剰な)使用を戒めていると指摘している。この作品に描かれた暁斎の挿絵の多くには、やはり巴絵の特徴が表れており、2ページにわたる場面のひとつには、暁斎が明治期の出版物で好んで使っていたパンチ天狗のキャラクターが描かれている。創刊号の上函に取り付けられた四角い題箋は、暁斎大雅の出版物としては珍しい。この作品の第3号は宣伝されたが出版されなかった。OCLCでは日本国外での現物セットは確認されていない。
第1号と第2号(すべて出版済み)。東アジアの伝統的な製本様式(袋とじ)。表紙は擦れ、僅かな擦れ、折れ。オリジナルの木版刷り題簽はあるが、2号の題簽に小さな欠損。第1巻の見返しに小さな欠損と破れ。いくつかの図版に赤い顔料が手書きで塗られている。v.2のパスティーダウン上部に筆とインクで元所有者のメモ。18.1 x 11.9 cm; 18 x 12.4 cm。
Steele, M. William. 「Meiji Twitterings: A Parody of Fukuzawa's An Encouragement of Learning」. Ajia Bunka Kenkyū 18 (2010), 55-77.
及川茂、山口誠一. 「Kawanabe Kyōsai Sashiebon no Shomoku narabini Kaidai: 河鍋暁斎著『河鍋暁斎の刺青と出刃』。Museum 396 (1984), 18-26.