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大洋新話 蛸之入道魚説教: タコの乳頭魚世界
仮名垣 魯文[文];河鍋暁斎[絵]。
[東京]: 存誠閣.[他]、[明治5年(1872)の序文]。
魚屋の息子であった魯文の謝罪文で、竜王は地上の社会改革の話を聞き、海底の生物たちにも「文明と啓蒙」を促進する同様のプログラムを採用するよう命じる。このタイトルは、英語の学問的には「A Fishy Sermon for an Octopus Initiate」、「Octopus Acolyte and Fish Preacher」、「New Tales from the Pacific Ocean」など様々に訳されている。タコ入道はタコを指す言葉であり、坊主頭の人を揶揄する言葉でもあった(タコは「坊主のようにハゲている」ため)。
暁斎がŌgaと創作した雑志が西洋化に積極的に反対しているのに対し、この作品は、魯文が当時の社会改革を比較的受け入れていたことを示している。魯文と暁斎は、明治初期から中期にかけて、『西洋道中膝栗毛』(1870-1876)、『河童相伝胡瓜遣』(1872、1882)など、西洋化に反対する作品と賛成する作品を共同で制作した、 また、『浮世からくり西洋めがね』(1873)、風刺雑誌『魯文珍報』(1877-1879)、『月とすっぽんち』(1878-1880)などがある。この作品の第2号と第3号が奥付に掲載されているが、出版されることはなかった。暁斎と魯文の無名の合作で、1巻完結。
東アジアの伝統的な製本様式(布袋とじ)。原紙にシミ、折れ。オリジナル台紙あり。上部パスダウンとタイトルに小さな元所有者のスタンプ。余白と奥付にインク跡。図版の一部に手彩色。内側に軽い折れ、角に小さな折れ。[1], 19葉。18 x 11.6 cm。