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天念百鶴[てんねんひゃっかく]
海外天年[画].
京都: 山田雲窓堂、明治34年(1901)。
海外天年の『天年百鶴』第3巻(最終巻)で、木版刷りの鶴の挿絵が20点、様々なスタイルで描かれている。メタリック顔料を使用し、雲母摺り、ぼかし、つや出しなどの技法で描かれている。この作品では、日本や中国の文化で縁起が良いとされる鶴が、松や亀といった幸運や 長寿のシンボルと一緒に描かれることが多い。海外天年(1860-?)は日本画家の鈴木松年(1848-1918)、岸竹洞(1826-1897)に師事し、1898年から1899年にかけて雲窓堂と『天年模様鏡』全7巻を制作。しかし、『天年百鶴』のコピーを入手するのはかなり困難である。
第3巻(全3巻)。東アジアの伝統的な製本様式(袋とじ)。背表紙に小さな欠損。オリジナルの上包みに元所有者のスタンプとシール、下包みに記名。アッパーに元所有者のスタンプとシール。見返しに元所有者のスタンプ、上見返しに小さなシール。最初のティッシュガードに欠損。袋とじに割れ。メタリック顔料に酸化。内部に軽い褐色、ヤケ、オフセット、折れ、少汚れ。[21]葉。31.9 x 22.2 cm。