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橋本屋白糸之話 新選東錦絵
月岡芳年[画]
馬喰町, [東京]: 綱島亀吉、明治19年(1886)。
浮世絵師・月岡芳年(1839-1892)の「新撰東錦絵」シリーズから、橋本屋の遊女・白糸を描いた二部作。白糸とその恋人鈴木門人は、1801年に自ら命を絶ったとされている。二人の死はセンセーショナルに報道され、白糸はたちまち隅田川堆の鏡などの歌舞伎の登場人物に影響を与えた。左の版画の木目の見事な画像は、印象の質の高さを示している(BMの1946,0209,0.137.1-2のように、一部の版画では木目の鮮明さが失われている)。この版画の版画家は渡辺弥太郎(1850-1913)である。非常に鮮明な印象。
ルーズリーフ2枚、それぞれ片面に木版。縁に軽い擦れ。葉に褐色とわずかな跡。ヴァーソスに軽い汚れ、一番左の版画の右下部分に透ける。各版画のサイズは約36.6×25cm。