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愛宕山からの眺め
小林清親[画].
両国, [東京]: 松木平吉、明治11年(1878)。
画家・小林清親(1847-1915)が愛宕山から眺めた東京の風景をデザインしたカラー木版画。清親の特徴である陰影の使い方と平坦な色彩の領域は、日本画とヨーロッパ絵画の両方のスタイルに共鳴するイメージを生み出している。多くの明治絵画の特徴であるこの美的様式の融合は、立っている日本女性の着物や、座っている男性の洋風のトップハットにも、おそらくより直接的に反映されている。明治期の重要な、しかし比較的見過ごされている画家による印象的な場面である。
1葉、片面木版刷り、完全。小汚れ、褐色、跡(主に四辺に)。中央に軽い折れ。中央の破れを裏面の和紙で補修。和紙リボン2本でカードに軽くマウント。25.3 x 37.4 cm。