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見立八競: 屋島関所【「見立八景・屋島の夕映え」セレクション
一柳斎(歌川)、国芳(絵)。
[柴三島町(東京)]: 若狭屋、[1846]。
国芳の八景撰の中の珍しい三幅対。屋島の合戦の一場面で、武僧弁慶が望遠鏡で玉虫夫人(一番左の版画)を覗き込んでいる(一番右の版画では舟に乗った玉虫夫人が「アップ」で描かれている)。源氏の武将たちに、はるか上方の竿に立てられた扇に矢を射るよう啖呵を切った玉虫姫は、驚いて扇を落として見上げている。那須与一は波間を馬で疾走し、矢を的中させたところである。平家物語の一節と組み合わせた八景の歴史的翻案で、面白い視覚的な仕掛けがある。
ルーズリーフ3枚、片面木版刷り。軽い折れと跡。四肢に軽度の擦れ。左端に小さな補修。各版画のサイズは約36.5×25cm。